お悩み上位のほうれい線。ほうれい線が出る原因について

電車に乗っていてふと窓に映る自分の顔に、無意識のうちに撮られた写真に、くっきりと映るほうれい線・・。私ってこんなに老けていたっけ?とドキッとして、急に口角を上げてみたり、顔を上向きにしてしまったりしますよね。

加齢による見た目年齢が気になりだした方の中でも特に多いお悩み、「ほうれい線」について、その原因や対処法などをお話しいたします。

 

ほうれい線があると老けて見える

老け顔に見える要因の一つ、「ほうれい線」

アニメや漫画でも、ほうれい線は「老い」の表現に利用されています。国民的アニメ「サザエさん」は非常にシンプルな絵柄のキャラクターですが、磯野一家のうちほうれい線があるのは波平とフネだけです。

そして試しにフネのほうれい線を消してみると途端に20歳は若返ります。逆にサザエさんにほうれい線を描き足すと、ほぼフネになります。

このようにほうれい線は老け顔の大きな原因であるのです。

 

ほうれい線ができる原因

ほうれい線はいわば皮膚の「たるみ」が引き起こすもの。たるんだ皮膚がずり落ちて、顔に影を作ったものがほうれい線です。

では皮膚のたるみはなぜ起きるのでしょうか?

 

1、コラーゲンの減少

皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織で成り立っていますが、このうち真皮は例えるならベッドのスプリングのように、内側から表皮を支える役目を担っています。

そして真皮はその70%がコラーゲンです。コラーゲン線維が立体的な網目構造となって皮膚の弾力性を維持しています。難しい説明をしてしまいましたが、要はコラーゲンが内側からスプリングのように皮膚の「ハリ」を出しているのです。

しかし加齢とともにコラーゲンが減少し、網目もまばらとなり、線維そのものも細くなることで、バネの緩んだスプリングのようになり、皮膚がたるんだり、シワができたりするのです。

 

3、エラスチンの変化

真皮層にはもう一つ、エラスチンという弾性線維も存在します。コラーゲンの網目に絡まって、ちょうどゴムのような働きをして皮膚に弾力を持たせる役割を担っています。

しかし加齢や紫外線を浴びることによってエラスチンが変性し、伸びきったゴムのようになります。弾力が失われるばかりか、不要な弾力性が作り出され、シワが固定されてしまうという恐ろしい状態になります。

 

4、筋力の低下

加齢とともに筋力が低下すると、それに支えられていた脂肪、皮膚が下へとずり落ちやすくなります。

特に口角のあたりからこめかみの方につながっていて口角を上に引き上げる働きをする大頬骨筋、上唇を上に引き上げる働きをする小頬骨筋、口の周りをぐるりと回り口を閉じたり口をとがらせたりするときに使われる口輪筋が衰えることで、ほうれい線ができやすくなります。

 

5、頭蓋骨の形の変化

意外かもしれませんが、加齢によって頭蓋骨の形は変化していきます。具体的には、全体的に下の方向へと崩れ、眼窩(ガイコツの目の部分の穴)が大きく広がります。

骨という土台が崩れてしまうことにより、その上にある筋肉や脂肪、そしてその上に乗っている皮膚が下へとずり落ちてしまうのは言うまでもありません。

 

6、生活習慣

近年はPCへ向かう仕事が増えたり、スマホを見る時間が長くなったり、何かと下を向くことが多くなりました。下を向くと当然、顔の皮膚も下へとたるみます。そしてそのまま同じ姿勢を続けていると、顔の脂肪の位置がそこで定着しやすくなってしまいます。

また、頬杖をつく、いつも片側だけで噛む、足を組む、いつも同じ方向を向いて寝る、といった癖も骨格が歪んでほうれい線を作る原因になります。

 

ほうれい線を治すには?

 

1、化粧品でほうれい線は消える?

ほうれい線は「シワ」だと思っている方が多いのですが、シワとは厳密には違います。化粧品メーカーがシワに効くとされる化粧品を売り出す際に「気になる口元のサイン」にアプローチするとうたう事があるために余計な誤解を招いているように感じられます。

ここまでの説明でお分かりになったかと思いますが、骨格や筋肉が関係しているので、化粧品では太刀打ちできません。

もっとも、化粧品が浸透するのはせいぜい表皮の最下部にある基底層までで、一般的には真皮にまで浸透しません。ですからほうれい線の原因がコラーゲンの減少にあるからといってコラーゲン入りの化粧品をいくら塗ったところで、ほうれい線の改善にはつながりません。(表皮の保湿には効果があるため、小ジワへは一定の効果があるとは考えられます)

 

2、マッサージやエクササイズは効果あり?

ほうれい線を消すという顔のマッサージ法やエクササイズをよく見かけます。ほうれい線の出来る原因の一つに顔筋の低下がありますので、顔筋を刺激し鍛えれば一定の効果は望めます。

しかしほうれい線の原因は骨格や皮膚の老化にも起因していますので、その効果は限定的であると言えるでしょう。

なお間違った方法でマッサージやエクササイズを行うと、シワを悪化させる恐れがあるので、注意が必要です。

 

3、外科手術

耳のあたりにメスを入れてたるんだ皮膚を切除し、引き上げて縫うという外科手術を受ければ劇的に変化します。

しかしダウンタイムが長い(1ヶ月程度)、手術痕が残る、何よりメスを入れるということへの恐怖感や抵抗感などから、最近では主流ではなくなってきています。

 

4、注入治療

落ちてしまった脂肪を何らかの注入治療(脂肪注入やヒアルロン酸注入)で補うことで、内側からハリを持たせてたるみを解消させる方法です。

注射だけで済むのでダウンタイムもほとんどなく、なにより「何となく若返った」という印象を与えるだけで、いかにも整形をしたという印象にはならないというメリットがあります。

この治療を受けた人のほとんどが「今日は顔のハリつやがいいね」「表情が明るくなったね」「何だか若々しくなったね」と言われたと喜ばれます。

私のオススメはマイクロCRF注入・コンデンスリッチフェイスによる脂肪注入です。ヒアルロン酸よりも定着率が高く、硬さも自然で凸凹ができにくいという特徴があります。

さらにマイクロCRFには細胞の再生や活性化に必要な成長因子やコラーゲンが含まれているので、注入によりボリュームがアップしふっくらとするだけでなく、皮膚の質感の改善(ツヤ感のアップ、くすみの改善)が見られ、若々しさがさらに増します。

しかし脂肪注入には熟練した技術が必要ですので、信頼できる医師の元で施術を受ける必要があります。

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